日本経年変化協会の会長の徒然日記

『日本のモノ造りは世界トップレベル』一生愛用できる経年変化するアイテムを企画する日本経年変化協会の会長の日記代わりのブログ

タイラバ独学研究~坊主を極力回避する基本~

久々のハテナブログ更新。

趣味が釣りであることは公言していますが、数ある釣りのなかでタイラバが一番好きな釣り。かれこれ20数年続けています。この間にお世話になった釣友数名がお亡くなりになりました。

先日もとある釣友さんの法事で

『お前、タイラバで坊主少ないよな・・・。何らかの形でメソッド残さへんの?』

と言われました。当然自然相手の遊びなので私も坊主の貧果になることは年に数回あるけども確かに坊主率は仲間内でも極めて低いかと思います。20数年にかけて独学研究したタイラバの知識を数回に分けて残しておこうかなと思いました。

タイラバで釣果を出す必要要素

私がタイラバで坊主を食らうときは船自体で釣れていない時でそれ以外は竿頭にならないけど、何気に良型を釣り上げている事が多い。これが常に釣っているイメージを周囲に与えているようですが、ここでタイラバで釣れる釣れないを左右する因子をまとめておきます。

①釣座
②リールの巻き
③ネクタイ
④フックセッティング

ずばりこの4つだと思います。
釣座に関しては船の右舷左舷問わず大みよし、大ともつまり船の先端と船尾が有利なポジションだと思います。20代30代は私も年間で釣り上げた真鯛の匹数をカウントしたり、竿頭目指したりと数狙いしている時は必死に船の先端や末尾の釣座を狙っておりました(笑)。最近は良型2匹と自身と家族で食す分だけ釣れれば良いとの考えで釣座に拘っていませんが、少しでも確率を上げたいのであれば釣座にもこだわるべきです。

次にタイラバは巻きが8割と言われています。
これは私の主観では半分正解で半分は不正解。巻きとはリールの巻き速度やボトム(底)取りのスピードで釣行ごとに異なり、その日その日で真鯛が反応するパターンを掴んだ人が釣果を上げることを意味しています。これは正解で釣れている人の巻きを真似する(コピーする)は間違いだと私は考えています。それは前述にある通り釣座で釣果を左右されるので釣座に適した巻きがあるので、釣れている人はその釣座に合った巻きであることと言うのがポイントです。実際にいつも釣っている常連さんが釣座が変わると釣果が芳しくない場面を良く目の当たりにします。

そして釣行日に最適なネクタイとフックセッティングがマッチしているかがタイラバで釣果を出す重要な因子だと思われます。

これやると坊主になっちゃう可能性大

周りが釣れだして自分が釣れてないと焦りますよね?
そのまま取り残されるか、自分も追いかけて釣ることができるかの運命の分かれ道が決まる要因があります。

①船が流している最中にネクタイ交換する
②流行りのネクタイだけでタックルBOXがいっぱい
③釣れた人への間違った質問している

3大坊主への近道です(笑)。

乗り合いの遊漁船で釣れている人への情報収集は釣果をあげる上でとても大切なことです。釣れている人もたいてい今自分のセッティングを気持ち良く教えてくれるでしょう。タイラバだけでなく、船での釣りにおいて船を流している間は常にチャンスであることをお忘れの方が多いです。よく見かけるのが、自分がオレンジ色のネクタイを使っていて、釣れた人が赤色のネクタイだと聞くとすぐに巻き上げてネクタイ交換を行う人。坊主への第一歩です。
ホームの明石では水深50m前後がメインですが、50mを巻き上げてタックルBOXからネクタイ選び直してつけ直してまた50m落とすこれだけで数分のロストとなります。その間他の人が釣れると焦るのが人の心情(笑)。船をつけ直すため移動するまでは自分が選んだネクタイを信じて巻き続けましょう。船の移動中にゆっくりとネクタイ交換して次に備えるがベターです。

そして流行りのネクタイでタックルBOXが溢れている人も坊主率高いです。残念ながら。タイラバのネクタイの流行はここ数年短くなっています。理由はSNSが流行の発信源となっているからですが・・・。流行のネクタイはネクタイの特徴が同じ事が多く、ネクタイを交換してもさほど変化が無いのが特徴です。ネクタイの選びかたやネクタイの特徴の見極め方は後述や別記事で解説したいと思います。

前述にもある通り釣れている人にアドバイスを求めることはとても大切です。釣れている人に釣れているネクタイやカラーを質問するのは良いですが、一番間違っている質問は『何回巻きで当たりました?』が一番ヤバい質問です。これは魚体によって異なります。釣れている人は基本正直に答えてくれますけど。タイラバにおいて真鯛は落下しくるタイラバを追いかけてボトムから跳ね上がるタイラバにヒットする事が一般的です。一番大切なことは釣れている人が何回巻き上げてから落としているかがポイントです。なので私は『何回巻いてから落としてます?』と釣れている人に質問しています。巻き上げてる最中に2回巻きでヒットするのか8回巻きでヒットするのかは魚体によりますから。

タイラバで釣果を出す為の要因とやってはいけないNGを理解して次に実際に釣果を出す為に私が心がけていることを紹介していきます。

タイラバのラインとシンカーの重さは??

タイラバはシンカー、ネクタイ、フックセッティングが重要

さて、最近ではタイラバがめっちゃ上手い人がいらっしゃいます(羨ましいねぇ~)。
そんな達人さんたちを観察してるとPEラインが0.4~0.6号と極細PEで一般的なシンカーより軽いシンカーでタイラバやってます。かっこえぇぇ~。これ余程上手い人じゃないと危険です(笑)。

結論から言うと自分が余裕で底を取れる重さがベストです。周りの人が60gのシンカー使っていても自分が底取りに不安を感じたら80g使えば良いです。タイラバは底を取って初めて成立するルアーゲームですから。底取りが曖昧になると遊漁船ではお祭りの原因にもなりますので、ここがポイントです。

ちなみに私も何年やっても底取り苦手なんで、仲間たちよりも常に重たいシンカー使ってますが、なんなく釣果出てます。

ちなみに私は

PERL0.8号 8本編み200m
リーダー フロロ2号

です。リーダーが細いねとご指摘受けますが、青物掛かってもゴリ巻きパワーファイト可能です。切れたことないです。根がかりした時にリーダーがすっぽ抜けることなく、切れるので、ずっとこのバランスでやってます。

次回の記事で実釣で考えるべきことを

今回坊主回避の基本の基本のことなので、経験者からしたら当たり前だぜ?的なことから記事にまとめました。

次回はタイラバのネクタイに着目して坊主回避の釣行を検討したいと思います。