タイラバにおいて坊主を極力回避するメソッドをまとめています。
前回は基本をまとめたのですが、タイラバ経験者からしたら当然かと思われるかと思いつつも多くの反響を頂きました。
①タイラバで釣果につながる要因
②タイラバで坊主を呼び込むこと
③シンカーの重さの選び方
をまとめています。
今回はタイラバ愛好家が最も釣具屋で頻繁に購入すると思われるネクタイに注目して、坊主を極力回避するために私が心がけていることをまとめておきますので、ご参考になれば幸いです。
まず前提にこちら。
現在釣具屋さんに販売されているネクタイは基本全て釣れます。メーカーさんにはテスターさんが存在してテストしてますから。その中で良く売れてるネクタイってのはとりわけそのネクタイが優秀なわけでなく、現在流行しているネクタイと言えます。
じゃぁ~どれでもえーやん。
うん。まさにその通り。しかしながら、ネクタイも数多くの種類があり毎年新製品が出て話題になるネクタイが出てきて迷いますよね?タックルBOXには流行のネクタイがいっぱいで、自宅には使ってない大量のネクタイがあります。って人多いのでは(笑)?
数年前までもれなく私もそ~でした。今ではビッグベイト以外は全て自作ネクタイですが、釣果はむしろ良くなりました。それは自作ネクタイが優れているのではなく、考えてネクタイを使うようになったからと言えます。今回はそんなネクタイの使い所をまとめて坊主を回避する釣行に繋げていただければと思います。
すべてのルアーフィッシングにおいて言えることです。魚がルアーに気付いてからがスタートです。今回のブログ記事ではここに着目して真鯛と接触回数を増やすネクタイのローテーションについてまとめています。ネクタイのカラーについては別記事でまとめさせていただきます。
タイラバを5年以上経験されている方なら懐かしいと思われますが、数年前の明石では一時期『ネクタイは細ければ細い方が良い』とか『細いネクタイじゃないと食わない』と豪語する遊漁船の船長もいました。
マジカルワームや中井チューン、ジャッカルのフィネスカーリーなどなど懐かしいですね?しかし現在釣行するタックルBOXにこれらは入っていますか?頻繁に使いますか?現在は強波動とか極厚とかじゃないですか?実際今日現在の方が数年前のフィネスブームより釣果上がってると思います。細いネクタイがだめじゃなくて細いネクタイも使い所がありますよってことです。
メーカー問わず形状的に最初のエリアでは一番アピール力が高いネクタイから投入します。海の状況は刻々と変化して行くので、じょじょにアピール力を落としていく。そして船長がエリアを変える(大きく移動する)とまた最初からネクタイをローテーションしていくことで、竿頭じゃないけどしれっと良型真鯛をキープして帰港できてます(笑)。それではネクタイの形状別でアピール力とローテーションの組み立て方をまとめていきます。
S字形状のダブルカーリーが一番アピール力あります。カーリー2本あるからね。アピール力は見た目とその波動含めてね。最初のエリアで一番やる気のある真鯛に気付いてもらうアピール力はやはり一番かと思います。
基本遊漁船の船長は魚探見て流してます。最初の一投目はやはりアピール力勝負。
また使い所としては魚探に真鯛の映りが無い時(潮止まり以外)の流しもダブルカーリーを私は投げています。真鯛が釣れない潮止まりはワームで根魚や底物外道狙ってます(笑)。
今日現在シングルカーリー全盛期ですが、周りが先釣っても気にしてません。港に戻るまでに美味しい良型真鯛が手元にあればいいわけですから(笑)。
一応、初心者や経験浅い方が本記事を読んで頂いていることを考慮しておすすめのダブルカーリーを紹介すると
魚探反応があってダブルカーリーに真鯛のアタックが遠のいた時に、ネクタイを変更することを考えます。
少しアピール力を落とす。
見た目のヴォリュームと波動を極力落とすならシングルカーリーに変更。
その前にショートのWカーリーを試すのも手です。その名の通り小さなシルエットのWカーリーです。
私個人としてはいきなりシングルカーリーに変更するのではなく、ショートのWカーリーを挟んでいます。一応、ここでも個人的におすすめのショートのWカーリーをご紹介。ショートカーリーって以外と市販品なくてショートで波動が強い目欲しくて自作したぐらいです。Wのショートカーリーお試し下さい。
私個人は次によ~やくシングルカーリーを手にする感じのローテーションです。
シングルカーリー全盛期の昨今。色んなのあるけども3~4年前からタイラバ界にもビッグベイトが登場しました。Wカーリーよりヴォリューム落としつつ波動の強いシングルカーリー。
私の釣り仲間にもビッグベイトに抵抗感のある方々もいらっしゃいますが、そこは個人の趣向で。ビッグベイト信用できないのであれば、ビッグベイトローテーションは省いても良いと思います。私個人はビッグベイトは効果ありと思いますので、必ず投げてますね。おすすめとしては
個人的には潮の流れが早いとき(2ノット超えてるときとか)はシルエット細い自作投げて、潮が緩んでる時(1.5ノットぐらい)はMEGAって感じで使い分けてます。とりあえずそれでま~ま~良型真鯛釣れてます。それでも渋い時はシングルカーリーでサイズを落とすしかないですね。
一般的なサイズのシングルカーリーでも波動強めと弱めの波動ってのがあります。
ここを意識するだけも釣果は変わると思います。どうなれば波動強いか弱いかは少しマニアックなテーマになるので、ここでは波動強めのネクタイと波動も適度なネクタイでオススメを紹介しておきます。
無限80 松岡スペシャル(このサイズでこの波動は秀逸)
マジカーリー START(独特の形状だけどよ~釣れます)
煮玉子黄身偏りカーリー どすこい釣り倶楽部(通常サイズで厚み1mm)
バルキーインパクトは大きく見えるけど泳がせると普通のサイズ。マジカーリーと変わらないと思います。松岡SPのネクタイはやはり秀逸と言ったところです。80の小さなシルエットでニョロニョロアクションです。
さらに波動落とすならマジカルワームや中井チューンと言った極細ネクタイになるんでしょうけど・・・。私はそこまでしないかな・・・。ここまでのローテーションで上手いこと良型真鯛はキープできてることが多いです。普通のシングルカーリーならスタートの元祖シングルで個人的には良いと思います。安いしいろ数多いし(笑)。
こ~やってローテーションしてるとこんなネクタイ欲しいなとかで自作にたどり着いた次第です。なので、各ローテーションに私は自作の何を使っているというのを明記した次第です。
このローテーションは明石で言えば4月~12月のローテーションです。
1月~3月の水温低下に伴うシーズンオフ的な時期は海苔パターンですから海苔パターンネクタイを最初から使っています。
しかも魚探に真鯛が映っている時です。
魚探反応の無い状況下ではWショートカーリーか波動強めシングルで投げてます。
次回はネクタイの色やネクタイの止め方を検証した記事を書きたいと思います。