モノの本望
近頃リサイクルや自然保護の動きが活発になってきている。
UNIQLOを始めとしたファストファッションが台頭して久しいが、着なくなった衣服の回収と再利用など珍しい話題ではなくなった。
これは現在僕がやってる日本経年変化協会のコンセプトも迎合しているんじゃないか?と思う。一つのモノを愛着を持って大切に使うと言う。大切に使うためには年月に耐えうる耐久性などが必要であり、高品質で良いモノであることが必要条件であり、それを体現しようとしている取り組みが高級品ではなく、上等品であるをコンセプトにしたSpecialite & Entreeのモノづくりでもある。
今月WEB STOREを移転した際、スタッフからの提案もあり、今後、サンプル製作品やアウトレット品も積極的に掲載していくことに決めた。本日も大切に保管しておいたサンプル品を掲載し、公式ブログで紹介した。
ハンドメイドで出来上がっても検品で不備が見つかった場合は掲載・販売を今まで行ってこなかった。HERMESやLOUISVUITTONなどのラグジュアリーブランドはアウトレット販売などやっていないから、それに見習ってみた。
勿論、検品で不備が見つかっても職人さんには個数分の製作費用を支払っている。勿論不備があったこともフィードバックしている。検品は僕自身が行う。レザープロダクツは天然皮革素材なので、レザーの傷が許せる許せないは主観にもよる。
自身がレザープロダクツ愛好家であり、自身が販売するからこそ僕が決めていた。
でも勿体ないやん。カタチの悪い野菜と一緒で使ってほしいのちゃうの?
そう言ってきたのはスタッフではなく、家族だった。
スタッフに相談しても賛成で今回掲載してみたが、すこぶる好評でオーダー頂いているのはリピーターのお客様であり、大切に使って頂けるだろうと安堵している。
今回掲載したサンプル作品も大切に使って頂けると嬉しい。