業界の常識とか知らんし。何それ?
ども。
日本経年変化協会は長年愛用できる高品質なアイテムに関わる情報を配信(メンテナンス方法など)したり、高品質なアイテムを直接企画プロデュースしてます。
有り難いことに熱心なファンの方々が少しずつ増えてきて、応援してくれてます。
嬉しい限りです。
今年に入ってKen Shiina Design Laboratory代表の椎名賢君と一緒に直営ブランドを始めました。
比較的手頃な価格で高品質なレザー素材とかハンドメイドの魅力を知ってもらいたいと言う意味で入門ブランドEntree(アントレ)も稼働し始めました。
Entree(アントレ)に関してはセレクトショップさんとかにも卸販売もやってます。
卸先も幸いにも直接お問合せ頂いたり、ご紹介頂いたりと少しずつですが、増えてきました。
中には苦手な方も
「会長、業界の常識ご存知ですか?卸は30~45%ですよ。」
へ?
で?
要するに服飾雑貨の卸価格の相場だそうです。
10,000円の商品は6,000円ぐらいで卸されて原価(材料費、製作費)は2,000円程度だ言うことです。
僕の企画するアイテムは僕自身の利益が薄いの分かっててやってるので、原価がすでに50%を軽く超えております。
卸先もその事を理解できる方々で常識云々言われたことありません。
逆に質問してやりましたよ。
- 業界の常識は何時、どこで、誰が考えたの?
- 業界の常識は守らないといけないの?
- 中国生産と大量生産と日本製作ハンドメイドと多品少量生産は同じなの?
良く分からない常識をクリアするために品質落として、中国など海外の人件費や製作費用の安いとこで創るんでしょう?
それ間違いちゃうけど、僕嫌だし。
「だからしょーもないアイテムが多いんちゃいます?」
思わず突っ込んでしまった。
だから、僕のとこの商品は扱えませんよ。
と断るとあーだのこーだの。
価格折り合いつかないなら、成立しないし歩み寄るつもりも毛頭ないので、これ以上話合うメリットないんちゃいますか?と伝えて解散。
先方はど~してもやりたがってるみたいだけど、一生懸命製作してくれてる職人さんらの顔が浮かぶから、製作費用を落としてくれとかよ~言わんし、品質落とされへんジレンマ。
裏返せば同じ価格帯でうちの商品の品質以上はそうなないってことやと自信がでた。