日本経年変化協会の会長の徒然日記

『日本のモノ造りは世界トップレベル』一生愛用できる経年変化するアイテムを企画する日本経年変化協会の会長の日記代わりのブログ

仕事における感謝と誠意

10月最終日。も~今年も残すところ、2ヶ月。早いです。
今年も色んな出会いがあり、お世話になった方々には感謝です。
今日は月末最終日のミーティングの話題になったのでブログで自分への再認識も込めて。


仕事における感謝とは期日内にお金を支払うこと
   ~間違いなく5年以内に業界から消えていく人たち~


月末だけ関係者一同集まってミーティングします。売上報告や業務の進捗を共有するためにね。会計から

「未入金のお客様(個人ではなく、業者、店舗)が居る!!」

毎月この連絡受けるのが一番しんどいんですわ。今月も3件程度。毎月それぐらいです。大抵顔ぶれ同じ(笑)。嫌なのは僕から

「今月の支払い入金確認できないんですけど、ど~なってます?」

と連絡しないといけないことかな(汗)。仕事に対する対価の請求ですけど、借金の取り立てみたいな感じがして何か嫌だ。まぁ~連絡したら顔ぶれ変わっても理由は共通。大抵これまた大口ではなくて、10万円前後のやり取りなんですよね。数日か翌週には支払ってくるので、微妙な所(笑)。

  • 支払うお金がない。
  • 忘れてました。

ま~僕も連絡した内容を報告する訳ですが、唖然としとります。僕と仲間達は支払いは仕事上の感謝であることを重々に承知してますから。仕事上の感謝は言い逃れできないもんで金融機関の通帳に明記されるので、グレーは存在しない。

「ありがとうございました。」

と幾ら丁重に頭をさげても約束の期日に支払いを行わないことは感謝していないと言うこと。

「この相手であれば多少遅れても良い。」
「あんたの事より自分の生活費が最優先で大切。」

雄弁とそれを態度で物語ってるので、僕の経験上残念ながら仕事上の感謝が出来ない方々は5年後には営業にピリオド打たれております。所謂廃業ってやつですね。そ~言う方々は

「あいつい~もの持ってるんだけど、何か足りないんだよね。」

と言う評価。
足りないのは感謝であり、5年後が無いって事なんですけど言える訳がない(笑)。

 


お金の意志は人の意志だと思う


サラリーマン辞めて起業すると「お金には間違いなく意志がある。」と真剣に思えて生き物のような感覚になったと皆に話してみた。僕の関係者はスタッフ以外は皆様一国一城の事業主や経営者の方々ですから僕は会長と言っても皆様先輩経営者ですから。皆口をそろえて「そ~だよ。」と言う。サラリーマン時代には単なる紙幣であり、硬貨であり残高数字にしか思えてなかったのに。関係者も十人十色感じ方が違うようでしたけど、僕個人は「お金は女性と近い。」と言うイメージが強い。追いかければ逃げていく(笑)。

ま、実際仕事の感謝が出来ない人たちはお金の意志に反してしまうのでゲームオーバーになってしまうだと思う。お金は人が運んでくるので運んでくる人の意志だと言う意見もあった。よ~は人が離れるから商売はできなくなるよって事。仕事で言われるのは

「今日の一万円と明日の一万円は重みと意味が違う。」

約束の期日に入金がなく、首を吊る経営者は多いですから。リーマン・ショックの時、大阪でサラリーマンしてたので、機械製造メーカーの中小企業が根こそぎ倒産するのを見て恐怖を覚えたのを思い出したかな。実際

「あそこは金払い悪いから詐欺同様信用できない!!」

そんな噂は一瞬なんで、僕も心底、気をつけようと思った。くわばらくわばら。

 


仕事の誠意は約束守ること


 僕も対価を頂いて仕事する上でお返しできるのは商品だけでなく、誠意かと思う。仕事上の誠意は約束守ること。例えば納期。ハンドメイドで制作してるので納期は長めに伝えます。職人さんも人間なので風邪や冠婚葬祭があるかもしれないし。期日の少し前に納品すると喜ばれます。予定が繰り上がると言うことは時間を得したことですから喜ばれるんだと思います。

だから職人さんと納期を相談して伝えるので、職人さんの納期はかなりシビアです。

 

当たり前の事を当たり前に継続するのが仕事の信用なのでしょう。