日本経年変化協会の会長の徒然日記

『日本のモノ造りは世界トップレベル』一生愛用できる経年変化するアイテムを企画する日本経年変化協会の会長の日記代わりのブログ

大学やめるな!!卒業しろ!!

台風去って、ホントに蒸し暑い。

今日は三連休中日の日曜日だと言うのに姫路で打ち合わせ。

でも楽しみなんだなぁ~。いよいよ新作が本格的な製作にはいるんだな。

keinenhenka.ko-co.jp

最近、若い方とお話する機会が多くなってきました。大学生ね。

あと取引先の方に

「大学生の娘(息子)と一度話しをして欲しい。」

とか言われてお子さんと話しをさせられたり・・・。

決まってそんな時は

「大学を辞めたいんですけど・・・。」

と言われるケースが多いのに驚いた。も~ね。

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とか言いようがない。

親が大学行かせるためにどれだけ苦労して学費やら養育費を工面してるのかを考えるとね。僕は大学時代楽しくて辞めたいと思った事など一度もないから分からない感情です。


高校生で進路選択ならまだしも大学入学してるなら卒業すべき


 ホリエモンとかは大学中退してますけど、あれはやりたい事が明確にあって大学が嫌で辞めた訳ではありません。しかも東大ってめっちゃ賢いですやん。

僕は人生で一番勉強したのは大学生になってからが初めてです。

小学校、中学校は遊びに夢中で宿題すら出来ない子で偏差値的にはアホでした。

高校生になるとハイテクスニーカーとか古着とかブーツとか服に興味が行ってしまって、勉強できないまま私立の後期受験で唯一受けた大学も不合格。今と違って倍率10倍を軽く超えてましたからね。親が予備校のパンフレット持って帰ってきた時も

「別に大学行きたくないけど、働くのも嫌だなぁ~。」

と思ってました。そこに補欠合格通知が届いてよう分からないまま大学に入学しました。工学部の経営工学科と言う分けの分からない学科。倍率が一番低いから選んだ学科でやりたい事もなく、入学しました。

 

でも授業に出てみると大学って数学とか理科とかじゃなくて、材料工学、環境工学、とか専門的に分かれてる。経営学、財務管理、新製品開発管理と文系の授業も履修できる。世の中の仕組みの基本みたいに感じて面白かったのを覚えてる。理系なので、やっぱり微分積分、数理統計みたいなのが計算として必要になってくるので、大学に入学してから高校のテキスト引っ張りだして講義の内容を理解したいから勉強したりしてたなぁ~。

自然と日本全国色んなところの出身の友達ができて、中学・高校とは違う遊びで面白かった。

 

今、日本は二人に一人は大学に進学するそ~です。

辞めたい理由が

「友達ができない。」

「楽しくない。」

っておい。

大学辞めて働いたら友達ができるのか?楽しくないって社会人は楽しいのか?

学生時代に友達できない奴が社会人になって友達ができるわけがない。

学生時代の友人は損得勘定の無い人間関係で友達になるわけだから一生の友達だ。オッサンになった今でも頻繁に会えないけども会うと学生時代に戻る。

社会人になると食い扶持稼がないとダメなんで、親に養ってもらってる時と比べるともっと大変だ。でも心の持ちようで大変な事でも自分なりに熱中できることを見つけて楽しめる能力が必要だ。

大学の講義を良く見てみたら、小・中・高の勉強がなぜ必要なのかわかるし、凄くマニアックで面白いと思う。

そして残念ながら大学に通うには莫大な学費が必要だ。

大学に行きたくても経済的に行けない人だっていっぱいいる。

恵まれた環境に身を置きながら逃げるなんて言語同断だし、一度逃げた人間が社会に出て復活するには性根を入れ替えないと無理だと思う。

友達ができなくても、楽しくなくてもちゃんと卒業するようにとしか言いようがない。卒業して、しっかり就職した時に大学生のありがたみが分かると思う。

 

僕は父親を数年前に亡くして、40前になって初めて親のありがたみを知った。

父親が汗水たらして働いたお金で、育ててくれた事に感謝してる。

親孝行したい時に親はなし。

これ本当だよ。

しっかり楽しい学生生活を送って卒業することが大学生が出来る親孝行だと僕は思う。