読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

日本経年変化協会の会長の徒然日記

『日本のモノ造りは世界トップレベル』一生愛用できる経年変化するアイテムを企画する日本経年変化協会の会長の日記代わりのブログ

過剰品質で悩んでます

こっちのブログはご無沙汰だぁ~。

実は悩んでます。メッチャ悩んでます。

出す出す詐欺になりかけてた新作が先週できました。検品も済んで、商品撮影も終えて・・・。発表するのに躊躇してます。

スタッフとか関係者は早くリリースしろと言います。一日でも早いリリースは年末商戦を考えると正論なんでしょうけど・・・。当然理由を尋ねられて「気分的に・・・。」と曖昧な返事してました(笑)。さすがに一週間経つとふざけるなよ感が漂います(汗)。


一言で言うと「過剰品質」
企画担当者は次回の企画が怖いんですよ

今回の新作はEntree(アントレ)ブランドからのリリースとなります。

specialite.ko-co.jp

f:id:japanaging:20161116002940j:plain

Entree(アントレ)ブランドはハンドメイドの良さや上質なレザー素材の良さを身近に感じて欲しいと言うことで、できるだけ価格を抑えつつ長く愛用してもらえるアイテムをラインナップとしています。

今回の新作はトート・バッグで、販売希望価格を39,800円で定番のデザインで仕上げることで相方の職人椎名賢君と同意。で先週アトリエで新作をひと目見た感想。

「ちょっとこれ綺麗すぎない??」

と一言。製作担当の椎名くんも激しく同意。
Entree(アントレ)の刻印しちゃってるし・・・。えっとハンドルと金具をワンランクあげると上司ブランドのSpecialite(スペシャリテ)ブランドになるんですけど??

specialite.ko-co.jp

39,800円の鞄じゃない品質なんですよ・・・。

Entree(アントレ)以上Specialite(スペシャリテ)未満と言う着地点。
製作してみて判明する過剰品質。

モノはデザインで判断されることが多いですけど、デザインは品質と高級や廉価とはまたっくの無関係。

まったくの安物だけど優れたデザインの商品と言うのはごまんとありますからね・・・。特に服飾雑貨においては・・・。

また、うちを応援してくれているお客様方は目利きが優れていると言うか、悪く言えばマニアックな方々が多いので(笑)、今回の新作が価格以上の品質でバランスが取れていないことをすぐに見抜いてしまう・・・。

それが普通になると今後、困るんですよ。
設定以上の品質は偶然の産物にほかならないですからね・・・。

 

スタッフからは「価格をあげたらどうか?」と言わました。

それって安直じゃ~ん。

スタッフが言う通り価格をあげても分からないし、むしろバランスが取れるんでしょう。

けどね。けどね。

製作費用とか材料代は当初の予定通りなんですよ・・・。原価に対して適正価格であるべきだと思うし、それやっちゃたら、その辺のメーカーやブランドになっちゃう。

Specialite(スペシャリテ)ブランドもEntree(アントレ)ブランド基本、レザー素材で差別化してなくて、金属パーツなどの副資材やパターン、仕上げなどの製作費用で差別化してます。

製作に関してはどっちも手は一切抜いていません。

Specialite(スペシャリテ)ブランドは原価や製作費用を基本一切考えずひたすら商品の完成度を優先すると言うマニア向けのハイエンドな作品で、好き勝手できるので、基本企画も製作も気が楽なんです。

Entree(アントレ)ブランドはできるだけ多く方々にハンドメイドや上質なレザー素材の魅力や面白さを知ってほしいと言う視点で販売価格を予め決めて逆算して企画製作をするんで、限られた条件内で全力を尽くすと言うところで結構企画も製作も大変なのが本音なんです。

今回限られた条件内で全力を尽くして満点が出たと言う感じなんで、製作を担当した椎名賢君が素晴らしかったと言うことだと思う。

 

オフィシャルでどうやって発表しようかと今日も悩んで発表できず・・・。