高級品ではなく、上等品を・・・。
ブログのタイトルに有る通り、僕が商品プロデュースを行う際のコンセプト。
高級品じゃなくて、上等品を作りたいなんですよ。
本日はWEB Shopにスキン専用ケース『Dear Skin』を掲載した。
スキン。
所謂コンドームで、避妊具の専用ケースだ。
性に関しては日本人は奥手で、おおぴらに話題にすることはナンセンスとされる。
でもぶっちゃけ、子供が居る家族は両親がセックスした結晶が子供だ。
子作り以外の目的、所謂、愛を確かめる確認やら快楽でセックス・性行為を行うのは地球上で人間だけ。子作り以外の目的で妊娠は望ままれない。コンドームの避妊率を公開されている統計で見てみよう。
コンドームは精子を物理的に遮断するもので理屈で言えば100%避妊できる。
しかしだ、実際には88%と言う避妊率。
某大手コンドーム製作メーカーの調査によると「コンドームを正しく使用していない」事例が含まれるようだ。では正しくコンドームを使用したら100%なのか?否、統計上97%なんだ。3%は正しくコンドームを使用したけども望まない妊娠が発生している。100人に3名の割合だ。
これはコンドームの破損によるもの。男性の僕からすると
「今晩は一発ヤルぞ」
と息巻いた男性はデートの前に避妊具であるコンドームを携帯する訳で。
よく聞く話ではコンドームをお財布に忍ばせるそ~な。
お財布をポケットに入れて持ち歩くクセが有る人は財布の中の圧力。もしくはこれからの時期車のダッシュボートに潜まさせると圧力や熱で破損する可能性は十二分にある。
・大切なお金を保護するのにお財布がある。
・大切なカードを保護するのにカードケースが存在する。
・大切な鍵を保護するのにキーケースが存在する。
・それら大切な小物を保管するためにバッグが存在する。
大切なモノを保管・保護・携帯するために専用ケースがあるのにスキンは何故ないのか??
そこから産まれたのが『Dear Skin』だ。
ただしジョークグッズと思われたくない。
だから僕は徹底してデザインに拘り、素材に拘り、仕上げに拘った。全てをハイエンドで仕上げ、スキンしか収納できないパターンを希望した。
そうして出来上がったのが『Dear Skin』だ。
2014年にリリースしてリスペクトを頂いたが、原価計算をしくじって赤字アイテムとなった。原価計算を見なおしても鞄を製作する方が利益率ははるかに高い。
スタッフ、製作職人からも反対の声が上がったのが事実。
牛2.5頭分のレザーで全て『Dear Skin』に製作につぎ込んだ。
ジョークグッズでない。他でやってない。
だからうちで真剣に大手で出来なクオリティーと価格でリリースする価値がある。
何か意地なんだよ。
モノ造りに関わる身として作品を通じて意義や意地を配信したいと思う。
避妊具専用のケースでここまで無駄なハイスペックは無いだろう。
企画した僕自身がニヤニヤしてしまう。
傑作なんですよ。