日本経年変化協会の会長の徒然日記

『日本のモノ造りは世界トップレベル』一生愛用できる経年変化するアイテムを企画する日本経年変化協会の会長の日記代わりのブログ

今の医療って凄いよ!!

今日はたっぷり事務仕事した感じ。
事務仕事すると目と脳みそが疲れます・・・。

普段は外食メインだけど、今日は早く帰宅したので、久しぶりに母親の手料理かなと思いつつ、夕食までに書斎で読書にふけようと珈琲入れて、ジャズのBGMをかけて、本を開いてしばらくするとキッチンから

「痛ッ!!」

と母上の声。ど~したのと言うと玉ねぎ切ってて包丁で指を切ったらしいけど、大丈夫と言うので、気をつけないとと言いながら読書に戻る。10分ぐらいしたら

「お兄ちゃん、血が止まらないどうしよう??」

と母親(僕は長男なので、お兄ちゃんと呼ばれる)。振り向くと床にポタポタ血が垂れてる(ひえぇぇ~)。キッチンは血のついたティッシュの山(キャ~)。

「包帯探して~」

っていや病院だろ(汗)。
落ち着いて~。包丁で指切った場合は救急車呼んで良かったっけ?

「救急車はご近所さんの目があるから嫌や!!」

う~ん。島国・村社会、日本。
そんな事言うてもメッチャ血が出てるやん。取り敢えず僕の車で救急病院や!!

神戸で一番医療が充実してると言われる一番デカイ病院の神戸中央市民病院の救急外来に駆け込む。夕方19時ぐらいで患者さんいっぱい・・・。その大半は子供。急な発熱とかかな??外出中の弟にも連絡したので、心配して弟も病院にやってきた。

待たされるのかと思いきや看護師さんが様子みて、

「血止まってませんね・・・。」

と言われて、優先的に呼ばれた。付き添いは一人まで同室できるとのことで、弟に行って来いと言ったが、母上のリクエストで僕が呼ばれた。心配だけど血とか苦手なんですけど・・・。


すげ~よ。今の薬とか医療

若い先生。土曜日の夕方の救急外来とか若い先生が回されるんだなぁ~と思いつつ。診察開始。血が出るから傷口が良く見えないらしい。洗い流さないといけないけど、かなりズキズキ痛いと言う。

「麻酔して洗浄しましょう。」

と先生。
ま、麻酔??そんなに重症なの??と後ろで聞いて不安に思ってると、歯磨き粉みたいなチューブの薬を持ってきて傷口に塗り始めた。え?それが麻酔なんですか?

「5分ぐらいしたら効きますよ。」

マジで??5分間世間話してました。
「息子さんが来てる革ジャンってBUCOですか?」

え?先生分かるの。J-24はテッパンですよね~。
先生はJ-24のロングタイプを愛用しているらしい。メディカル業界にもレザー愛好家嬉しいじゃないですか。

母親がおもむろに

「ホンマや痛くなくなった。」

と・・・。マジで?塗り薬タイプの麻酔すごくね??

で外来の洗面台みたいなところで流水で血を洗い流して、傷口を丁寧に確認。

「神経や腱が切れてたら顕微鏡で手術が必要ですけど、神経や腱は幸い大丈夫そうなんで大丈夫ですね。昔は縫ってましたけど、今はこれぐらいなら自然治癒に任せる温存療法なんですよ。」

縫わなくても良いの??
また別のチューブの薬を持ってきて塗る。抗生物質の新しい軟膏らしい。切り傷、擦り傷、火傷にメッチャ効くらしい。
そんなん家あらへんよね?オロナインぐらいしかないよな。と話してると先生が

「じゃぁ~これ新品で今開封したんで差し上げますよ。」

え?頂けるんっすか??診療報酬の内訳みると薬代ついてなかったので本当にくれたんですね(驚)。

「じゃ今はこんなのあるんですよ。」

と先生が取り出したのは指サック。革ジャントークで盛り上がったので、フレンドリーに色々解説してくれる(笑)。密閉しない指サックでサック内に薬が塗ってあるらしい。今日だけ指サックして明日からは貰った軟膏とバンドエイドでウソみたいに傷口がくっつくらしい。すげ~。

でお会計が保険証持って行って2,700円と安かった。
救急病院って現金が必要かと思って病院内のATMで下ろしたけど、手持ちで十分でした。

良い先生に当たってラッキーでしたし、今は凄い薬とか進歩してると感激。

 

【追記】
帰りに車の中で母親が
「軟膏よりもあの塗る麻酔が欲しかったわぁ~。」
と一言。確かにあの麻酔欲しいよね~。

【追記2】
結局夕食は遅くなったので、ファミマの冷静バジルパスタでした(笑)。

 

怪我や病気しないのが一番だけどね。