日本経年変化協会の会長の徒然日記

『日本のモノ造りは世界トップレベル』一生愛用できる経年変化するアイテムを企画する日本経年変化協会の会長の日記代わりのブログ

ゆとり世代こそ視点を変えれば好きなことできるのに

最近”ゆとり世代と呼ばれる世代が社会人に多くなってきて対峙することも頻繁となってきました。悪く言われる事が多いけど、僕の10代、20代と比べると対して変わらないと思います(笑)。

連休前から複数のメディアの取材を受けたんですけど、その中で

「会長はゆとり世代についてどう思われます??」

と質問されて「へ?」となって別にど~も思いませんと答えたけれども(恐らくファストファッションを愛好する事についてと言う意味だと思うけど取材の流れ的に)、今冷静に考えるとゆとり世代は恵まれてチャンスいっぱいだと思う。

 


凄い技術の進歩で環境は抜群だよ!!


僕の世代は団塊の世代Jr”ってやつで、携帯電話やPCが普及したのは大学に入ってから。高校生の時とかはポケベル持ってる同級生はおませちゃんって感じでした。ポケベルが鳴らなくて♪』と言う切ない歌がヒットしたっけ・・・。

インターネットは今では常識かもしれませんが、僕が大学の時は家庭でインターネットは自宅の固定電話の回線でやってた。ネットやってると固定電話が使えないと言うすごい状況で接続の間は通話料金がかかると言うシステムでネットすると電話代があがって親に叱られた。

今や光やケーブル接続が普通になって自宅で快適なネット環境があるし、スマホタブレットと言った端末まで登場。ゆとり世代の人たちは違和感なく、なんなく使いこなす。僕から見たら凄いことです。僕がスマホになったのはつい最近で、ゆとり世代の人たちが先生になって色々教えてもらっております。

僕から見れば新しい技術に違和感なくとっつけて、使いこなすんだから凄く柔軟な世代なんだろうと思う。人間的に未熟な事はどの世代も若い時はそうで、歳を食ったら大人になると思います。新しい便利な環境は恵まれているの一言です。


技術の進歩は情報配信が個人メインでやりたいことやるチャンスだよ

このネット環境の充実に比例して新しいサービスSNSとかね。

僕だって、ブログとSNSだけでコンテンツを配信して色んな人達に応援してもらっています。これ凄いことなんだよ!!皆当たり前のようにSNSとかやってるけど、一昔前はお商売やってる人が情報配信しようと思えば、TV、新聞、ラジオ、広告しか方法が無かった・・・。しかもメッチャ高額な予算が必要だから誰でも出来るもんじゃなかった。でも今は誰でも無料で手軽に情報配信ができる。

逆にTVやラジオ、新聞がネットのコンテンツを後追いで放映するぐらい。有名なブロガーさんやYouTuberがさいたる例だと思う。情報配信は個人のコンテンツがメインになってるんだと思う。

ゆとり世代の人たちはユニークな人が多いから好きな事で食べていくチャンスが僕の世代より格段と大きいと思う。


自分の事になると変に現実的なのがもったいないなぁ~

今年に入って、とあるゆとり世代の先駆けの青年に出会った。彼はミュージシャンらしく(厳密には目指してると言った方が良いかもw)、音楽の為に生活を切り詰めて頑張ってる。かれも例に漏れずゆとり世代特有のIT機器に詳しい(凄いねほんと)。

とは、言っても僕もこんな仕事しているので、ここ近年ミュージシャンやアーティストはもちろん、職人さんやデザイナーを始めとしたクリエイターの方々と交流も多いのですが、クリエイターでプロとやってる人たちは妥協なく、繊細なんですよね。でも彼は何かにつけて非常に雑なんで、それから言うと向き不向きで言うと残念ながら向いていない。だから時折、

「ミュージシャンぶるんじゃないよ!!」
「何か事件起こしたら”自称ミュージシャン”で報道されてまうで!!」

とからかうと苦笑いで交わしている彼が、ポツリと言った一言が印象的

「年齢的も限界なんで・・・。」

聞けば向き不向きは置いておいて、やはり好きだけあって業界は調べてるみたいでレコード会社と契約するには例外はあっても一般的に暗黙の年齢のボーダーがあるそ~で。

僕が唯一ゆとり世代に悪く言うとすれば自分の事になると変に現実的ってことかな。正当な理由を見つけては現実的に諦める・・・。もったいないですよ。ホントに。

 


好きな事を見る角度を変えてみたらどうかな??

最近出会ったミュージシャンの彼もそうだけど、好きな事を見る角度を変えてみたらどうでしょう??残念ながらプレイヤーとしては向いていないのかもしれない。だからことわざに『下手な横好き』と言うのもある。

下手だろうが上手かろうが好きなものは好きで彼の場合は音楽が好きなのは紛れも無い事実なんでしょう。自分が好きなことは他人に言われる筋合いは無いもので、音楽が好きでプレイヤーが向いていないなら音響やライブの演出のお仕事、CDジャケットのデザインなど音楽に関連する仕事はできる可能性はかなり高い。音楽評論家って言う崇高なお仕事まである。

野球が大好きでもプロ野球選手になれるのは一握りで野球に携わる仕事ならかなり間口は広いのと同じ。

僕自身もそうだけど、好きだからこそ多少しんどい事があっても夢中になって熱中できるのが仕事だと思います。

 

取材インタビューでまともに答えられなかったのでまともに答えてみた(笑)。

インタービュアーによって本業に関係ない質問が来ることが分かって、ちょっとビビってます。