いつもよりワンラク上のファッションは日常を変える
ブログの表題を感じた出来事があったので、ご紹介します。
とある企業の正社員さんが一人の冴えない男性アルバイトスタッフ君にかけた一言。
事の成り行きは、先月にこのスタッフ君。片思いの異性に思いを伝える間もなく失恋してしまいました。「臭い。」、「キモイ。」と酷い評価をされてしまい、思いを伝える以前にサクラチル・・・。その女性が酷い訳でなく、僕から見ても毎回同じ服で何となく臭うし、周りの人と上手く話せず、そのスタッフさんの事を知らないと気持ち悪い印象を抱いても仕方がないかな?と思う感じです。少し浮いた存在のよ~な印象を僕は受けていました。それでひどく落ち込んでしまって見るに見かねて正社員さんが声をかけたのが「3つのショーン」です。社員さんが言うには
①コミュニケーション
②リアクション
③ファッション
だそ~です。
それ聞いて、爆笑。「上手い!!お~い山田くん座布団一枚!!」ってやつですね。
まぁ~コミュニケーションとリアクションは一朝一夕で改善できあるもんじゃないので、とりあえずファッションはある程度お金で解決できるんじゃない?と言われておりました。
まぁ~僕が服飾雑貨の企画してるもんですから、このスタッフ君僕にイメチェンのアドバイスを求めてきました。服は毎回似たようなサイズがあってないヨレヨレの服。聞けばトータルGUの服・・・。ファッションには一切興味がなくてゲームに熱中してアイドルを追いかけてる所謂ヲタクなんですな・・・。アイドルの追っかけしてる人ってプライベートで恋愛感情を抱くんだぁ~と驚きました。アイドルにしか興味がないと言う偏見は間違っておりました(笑)。それはさておき、僕がアドヴァイスしたのは3つ。
①2日続けて同じシャツを着ずきっちり洗濯すること。
②ファストファッションじゃなくてメーカーの洋服を試着して購入すること。
③髪型を変えること。
実は匂いの原因は体臭ではなくて着用している衣類であることは自分のオフィシャルのブログでも紹介したので、そのブログ記事を彼には読むように伝えました。
僕がUNIQLOとかファストファションの洋服は下着ぐらいしか購入したことがないので、断言できませんが質的には高品質とは言えません。最近TVで3色コーデとか言って決められた予算でお買い物してコーディネイトバトルする番組を観ましたが、ファストファッションをお洒落に着こなすには「お洒落な人」だからできることで、ファッションに無頓着な人がやっちゃうと残念な佇まいになると思います(笑)。
なので、ファッションに関心がなければアルバイトスタッフで溢れかえっているファストファッションのお店じゃなくて、色んなメーカーの服飾雑貨を扱っているセレクトショップの店員さんに相談して服を選んでもらう。それが大切と伝えました。
髪型はね~。ど~してゲーム・アイドルヲタクの人の多くは適当に伸ばしっぱなしの人が多いのでしょう。イメージ沸かないので「坊主にすればいいんじゃない??」と適当なアドバイス。
で、先日彼に会って驚きました。
まず髪型。ホンマに坊主になってる(爆笑)。何かやらかして反省中か?和尚さんよ~(笑)。「坊主にしろと言われましたんで・・・。」ってお前は素直か(笑)。でも不衛生に思えるボサボサの髪型と比べると良いんじゃないと思いました。
足元はドクターマーチン、デニムは細身のリーバイス、シャツもコムサのシャツとセレクトショップ感満開ですがメガネや鞄に至る小物までかわってました。彼に会う人全員があまりのイメチェンに皆驚くんですよ。
普段浮いている彼が周りにイジられる事によって、彼う身も口数が多くなって明るくなった感があります。ミスの多いかれの仕事も丁寧になってミスが減ったと好評化になってるみたいです。
モテるかど~かは分かりませんが、印象が良くなったのは確かです。彼の次の恋愛は実れば良いですけどね・・・。
僕はサラリーマン時代は転職の経験もありますが、会社・商材が変われどずっと営業職でした。20代後半の頃に成長期の会社(今では有名大企業)に転職した頃です。急成長中の会社の営業ってある意味ブラックでもあります。毎月大勢の社員を採用して毎月大勢退職していくような状況で、歩合給でお金をチラつかせて営業マンを鼓舞するんですよね。
当時僕は最速でチームリーダーになり、主任まで昇格して有頂天になっていましたが、ある月営業で行き詰まって、そのままスランプに陥り、自分が所属する部署は全国一位の成績を出したのに僕は営業成績が過去最低の結果になった事がありました。翌日部長から呼び出し・・・。「これは左遷か?降格か?ひょっとしたらリストラかも??」と内心おどおど・・・。外で話しようと言われて、さらに当時はビビりました。部長に連れて行かれたのは百貨店のスーツ売り場で某ブランドのショップ。
「好きなスーツ選んでみて。」
と言われ選ぶと、このスーツにしろと言われたんで一着20万円??20代でそんな高級スーツ無理なんで躊躇してると部長がお会計してプレゼントしてくれました。何か逆に怖いんですけど。
「いつもより上質なスーツ着れば、頑張れるさ。その分稼いでくれ。」
それから翌月には漫画みたいな展開で僕が営業トップに・・・。
実は営業マンの方々は似たような事してます。何か普段より上質なモノを身につけると流れが変わると言うね。これ今でも僕自身も実践してます。何か行き詰まったら欲しかったアイテムを購入すると、自分へのご褒美じゃなくて。上質なモノは何となくそのモノに対して扱いが変わるから、生活・日常にも何らかの影響を与えるのかもしれません。
現状を打破したいなぁ~と思うとイメチェンで何かワンランク上質なファッションすると良いかもしれないと改めて実感しました。
「3つのショーン」ね。僕もメモしました(笑)。