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日本経年変化協会の会長の徒然日記

『日本のモノ造りは世界トップレベル』一生愛用できる経年変化するアイテムを企画する日本経年変化協会の会長の日記代わりのブログ

大島隆明裁判長は正義の判決ですよ

本日12月1日。本当に早いですね。1年間。

時事ネタですが、やはり僕が衝撃受けたのは元オウム信者菊地直子の逆転無罪判決かな・・・。1審の裁判員裁判の判決を控訴審で覆しての逆転無罪劇ですので、賛否両論の声が上がってますが、僕は妥当な判決で1審の判決が「疑わしきは罰せず」の日本の刑事裁判の大原則と照らし合わせると間違えていたと思います。僕は変わった趣味もあって、刑事裁判を傍聴することが有ります(誰でも飛び込みで傍聴できます)。

japanaging.hatenablog.com

刑事裁判を傍聴していても無罪判決に遭遇することがまずございません。だって日本の刑事裁判は99%有罪判決ですから・・・。今回刑事裁判の現状と裁判のルールを改めて認識すると、今回の逆転無罪判決は納得できるものだと思えますよ。

 


刑事裁判の仕組みと数字の理由


日本の刑事裁判は99%有罪
刑事事件は警察が取り調べして検察にバトンタッチします。これを(書類)送検と言います。検察のお仕事は裁判にするか(起訴)、裁判にしないか(不起訴)を決定することです。

検察は警察から送検されてきた事故・事件のうち起訴するのは64%です。つまり警察官が100人検挙しても36人が裁判にもならないわけです。これは何故か??それは刑事だけでなく、民事もすべて訴える側(原告)が被告の罪を証明しなければならないからです。これを立証責任と言います。証明するには客観的な証拠が必要なわけです。例えば防犯カメラの映像とか誰が見ても分かるような証拠が必要で、証明できないと有罪にはならない。と言うのが刑事裁判の大原則です。

全部が全部証明できるわけではないので、被告の自供を証拠にすることが多いです。だから警察、検察は証拠を調査せずに自供させようとばかりする傾向があるそうです。事実起訴する64%のうち自供していない否認事件は1%も満たないと言われています。数字だけみると100人検挙して63人に自供させて、ちゃんと犯罪の証明できると思っているのは一人。後は不起訴ってのが現状です。だから一旦起訴すると無罪は許されないと言う検察のメンツが何が何でも証拠を隠蔽・捏造までして冤罪になろうとも有罪にしてくると言うことが近年明るみになり、検察批判が高まっているわけです。

検察官も裁判官も人間であり、組織です。皆出世したい。

これも有罪が多い隠れた現状です。
検察官は担当の裁判で無罪判決になれば負けで出世できないと言われています。
無罪判決を出す裁判官は出世できないと言われています。

だから裁判官は検察の言いなりとも言われています。明るみにはされていませんが、元検事、元裁判官が皆口を揃えていっているんで日本の検察・司法の裏の嫌な世界なんだと思います。


控訴と言う裁判って意外と知られていません


控訴と言うのは三審制の日本における第2審のことです。
通常刑事裁判は第1審は地方裁判所。第2審は高等裁判所。第3審は最高裁判所。で行われます。裁判の結果になっとく出来ない場合、控訴・上告します。これは被告が納得できなかったり、検察が納得できなくても双方できます。

今回菊地直子の裁判は第2審の控訴審であります。

裁判官と検察と被告と証人が出てくるドラマのような裁判は第1審で、それ以降の裁判は事後裁判と言われています。もう一度裁判をやり直す訳ではありません

前の裁判で何か間違ったところは無いかな??

って見直す裁判です。控訴審も訴える側(納得できなくて上告する側)がなぜ納得できないのかを詳細に書面にまとめて(控訴趣意書)提出して、書面と前の裁判の書類を検討して結果を出すの控訴審裁判です。控訴する理由とする理由は2つに大別できます。

【量刑不当】
これは、前の1審判決で下された懲罰が厳しすぎない?本人反省してるし、もう少し軽くしてよ。とお願いするもの。控訴審裁判でもっとも多い理由がこれ。

【事実誤認】
これは今回の菊池直子の場合もこれ。ようするに無罪主張してるのに前の裁判の判断間違ってるよね?と訴えるもの。

ここまでの知識で今回の逆転無罪判決までの経緯を見直すとあながち間違いとは言えません。

 


客観的な証拠はなし。裁判の争点はあくまでも『主観』を争う裁判


オウム真理教地下鉄サリン事件や、爆破事件。拉致殺害事件、警察庁長官狙撃事件など戦後最悪のテロ行為を行いました。これは許されない紛れもない事実。

今回の裁判で被告となった菊地直子は爆弾の材料を運んだ罪で起訴されました。客観的な証拠は無し。これまで報道されてきた内容を整理すると

【明らかになっている事実】
・物的証拠は無し。
・菊池直子は17年間逃走して特別指名手配されていた。
・菊池直子は危険物を運搬した事は認めるが、爆弾の材料とは知らかったと主張。

【裁判での証言】
①井上死刑囚
事細かに説明。爆弾の事も話したら菊池直子は「がんばります。」と言った。

②中川死刑囚
菊地直子は幹部ではなかったので、そんな事まで知らなかったのではないかと思う。よく覚えてません。

ニュースでも報道されているように菊地直子が自分が運ぶ危険物が爆弾の材料でテロに加担している認識があったか、無かったか。これが裁判の争点です。

 


1審の裁判員裁判は懲役5年の実刑有罪判決


裁判員裁判は民間の一般の方々が裁判に参加する制度だ。ブログ読んくれている方々の中にも経験者がいるかもしれない。1審の裁判では懲役5年の実刑有罪判決が下されました。報道されている範囲で、その理由としては

「自分が無罪だと思うなら17年間も逃走するのは怪しい。テロって分かってた証拠」
「中川証言は曖昧だが、井上証言は明確であり信用できる。」

だから菊池直子は有罪だ!!
客観的な証拠はないので、どちらが信用できるか。信用できる根拠はこの2点とされていた。

 


菊地直子控訴。第2審東京高裁、大島隆明裁判長登場


事実誤認で菊地直子控訴。裁判の舞台は東京高裁へと移り、1審の裁判を見直すことに。控訴審裁判の裁判長は大島隆明裁判官。今回の逆転無罪判決で大島裁判長自身の9件目となる無罪判決だ。一人の裁判官で9件の無罪判決は裁判官の中でも比較的多い判決だと思う。過去8件の無罪判決で上告で逆転されたのは1件だけだ。

「一審判決を棄却する」

これは1審の裁判が間違えてるよ。って事。皆懲役期間が短くなると思ったらしい。基本被告が控訴した場合、前の裁判の刑罰より重たい刑罰にはならない。

「被告人は無罪」

僕はこのニュースを聞いた時、大島裁判長は立派だと思った。オウム事件は日本を震撼させるもので、世間の風潮的にオウムは悪と思っている。だから1審を支持して有罪判決を下したって誰も文句は言わないと思う。

悪の組織の信者を裁判員裁判の結果を覆す。これは勇気が必要だと思う。世間の風当たりや批判の声はあるからね。実際あるし。報道された判決を噛み砕くとこのような内容。

菊地直子は幹部じゃないのは事実で、運び屋だったわけでテロが分かっていたかどうかなんて本人しか分からないでしょ?だから本当に知らなかったの”かも”しれないからそうだったら冤罪になっちゃうから、刑事裁判の「疑わしきは罰せず」のルールだと無罪だ。」

こう言ってる訳ですよ。

17年間の逃亡についても述べている。痴漢犯罪でも

「疑われたら逃げれるんだったら逃げろ」

「行列ができる法律相談所」北村弁護士が発言するぐらいだ。

「自分が悪くないなら堂々と説明しろ!!」

これはキレイ事って事。実際、痴漢と間違われて自殺した学生もいる。裁判になって無罪が証明されても、警察の取り調べや検察の取り調べ、そして裁判と膨大な時間とお金がかかり、仕事もできなくなる。

菊地直子もしかり。17年前自分が信じていた教団がまさかの大犯罪を犯したわけだ。オウム自体がテロ集団。末端の信者でも悪者みたいな風潮があり、名乗りでたら・・・。そう思って逃走した可能性は十分にある。と裁判長は述べている。

そして井上死刑囚の証言についても、このように述べている。

「20年前の事件で、何も物的証拠もないんだぜ??井上が20年前の事を明確にすべて覚えているってことが不自然じゃない??むしろあまり覚えてないって言ってる中川証言の方が人間の記憶力の一般論から言うと普通じゃないの?」

じゃぁ~、菊地直子は正真正銘の白とはいえないけど、完全な黒とも言えない。グレーだったら「疑わしきは罰せず」だから無罪だ。非常~っに筋が通ってるんですよ。

僕も変な新興宗教怖いから嫌ですし、菊地直子も不自然で有罪でも当然かと思うけど、裁判のルールで行くと有罪にするには強引だと思う。

僕は評価したいのは大島隆明裁判長が数少ない本当のプロの裁判官ってこと。

司法試験成績上位で希望すれば裁判官になれる訳で裁判官は皆プロだし、検察官も弁護士もプロだ。なんでもそうだけど世の中プロで溢れかえってるけど本当のプロはどの業界も数%だと思う。

相手は社会悪の教団であり、世間の多くは有罪判決を望んでいる状況であえて、逆転無罪判決を出せるのは、決して先入観に囚われず刑事裁判のルールに冷静に則って判断したから正にプロの仕事だと思った。

 


多くの裁判官は検察御用達の裁判官だと思う


裁判官の多くはバカなんだと思う。
だから冤罪が生まれるんだよ。典型的な例は東京三鷹バス地下冤罪事件。痴漢の犯人と誤認逮捕されて、バスの車内カメラでは右手に携帯電話、左手につり革を持っている被告の映像が裁判で公開され、被害者の誤解で被告の無罪は明らかにも関わらず、1審の裁判長である倉澤千巌裁判官は

「カメラに写って無い時に触った可能性もあるし、100%無罪と言えないから有罪。罰金刑40万円でい~や。」

って判決をした。キチガイ判決と評された。つまり検察官が起訴したら有罪だって言いたいようで。判決後被告人の弁護士が

「この人本当にバカだなぁ~。」

と倉澤千巌裁判官に言い放ったほど。あっさり控訴審で逆転無罪。33期の裁判官である程度歳だし、マスコミから叩かれて出世もないので定年前に退官。
冤罪がここに来て話題になってるのは、やはりマスコミの力であったり元裁判官の告白が大きいだろう。過去にもブログで書いたけど地裁はバカな裁判官は多い。裁判官として問題があるから高裁に行けない訳で。そのうえで裁判員裁判はバカな裁判官は参加したらダメだと思う。

 


裁判員裁判はアメリカの陪審員裁判とは違う。
裁判官リードのモノでリードする裁判官がバカなら一般市民もバカになる。


裁判員裁判は候補の告知が来たらある日突然裁判員に民間人がなっちゃう訳だ。普段全然関心無い人がどう事件や事故を裁くだろう??僕は疑問に思って関心持ったから傍聴とか始めたのかな(笑)。いつきても対応してやるよ~みたいに(笑)。

基本裁判員裁判は裁判長1名と他裁判官2名。一般人から選ばれた裁判員6名の9名で行います。9名のチームで野球みたいだけど、基本は多数決で有罪か無罪、刑罰が適正か審議する訳です。裁判員って突然隣のおばちゃんが選ばれるわけですし、裁判官が色々指導するわけです。この指導果たして適正かな?誘導してる可能性ないの??って思います。

ちなみに市民6名が有罪と言っても3名の裁判官のうちだれか一人でも有罪に賛成しないと有罪にならないので、最終決定はなんだかんだと裁判官ってのも事実。

オウムは社会悪だからって僕が裁判員になっても有無も言わず有罪だってやっぱり思うだろうなぁ~。司法は先入観が入っちゃだめだ。

裁判員裁判の案件の選定をもう少し吟味スべきだと思う。プロの裁判官でも難しい事件は一般人関わる意味あるのかな。今回の裁判で関わった裁判員の方々にも民間人を代表してくれてお疲れ様でしたと言いたい。

大島裁判長の菊池直子へ伝えた事もプロだ。

「法律、裁判のルールでは無罪だよ。だけど、あんたが運んだ危険物があんたが信じた教団がテロして一杯人が死んだことを忘れるな!」

菊地直子の認識は主観であって20年経って他人が分かるわけもない。後はあんたがどのように感じる。嘘ついてたら一生苦しむだろうね・・・。

その前にテロ集団を宗教法人として認めたのは国であることも忘れてはいけないね。

海外旅行で知らぬ間に運び屋にされることだって可能性あるわけで、少しは刑事事件について法律や裁判に一般の方々が興味持てば、もっと日本は良くなると思うな。