日本経年変化協会の会長の徒然日記

『日本のモノ造りは世界トップレベル』一生愛用できる経年変化するアイテムを企画する日本経年変化協会の会長の日記代わりのブログ

『鞄』『Bag』のファッションにおける役割は奥深い

ども。今日は鞄とお洒落について思う所を。
オフィシャルで僕が全然ブログを更新しない代わりに(凄い難しいテーマの質問返答してるから)、スタッフが頑張ってスタッフブログ更新してくれました。

specialite.ko-co.jp

今年の7月にリリースしたショルダー・バッグ『Lance』ね。正直迂闊でした。

だって有名ブランドではなく、無名ブランドに等しい僕らの鞄に想定以上のオーダーを頂いて、想定していた製作スケジュールと素材が一気に狂ってしまった。企画担当者の僕の読みの甘さで反省です・・・。

今回のスタッフブログにも紹介されているけど、ブラックとブラウンがオーダーの大半。

f:id:japanaging:20151013231444j:plain
『Lance』は構造上パターンはかなり研究して鞄を持った時のシルエットを美しく見えるように工夫してあるけども、デザインはベーシックなフラップ式の鞄。デザインは僕が幼稚園の時の制服の鞄がモチーフなんだけど(笑)。


サラリーマン。オフの日お出かけ鞄ある?


僕はフリーランス「毎日私服でお洒落していいですね。」な~んて言われることもあるけど、スーツ姿の方が毎日着回し考えないで良いので楽ですよ。と言いたい。今スーツも安くてそこそこスタイリッシュだし、靴も2~3万円だせばそこそこお洒落。普通に着とけばそこそこ。ビジネスバッグも似たようなデザインが多いから。誰でも普通になる。毎日スーツ姿の方がファッションセンスを問われるのは、オフの日の私服スタイルだね。僕もサラリーマン時代にスーツ姿しか見たことない先輩が、初めて私服姿で登場したとき、思わず『私服ださっΣ(T□T)』って思ったことある(笑)。

あと、悩むのは私服スタイルの時の鞄
男性って、女性に比べて化粧とかしないから、仕事以外になれば圧倒的に荷物が少ないから財布と携帯と喫煙する人は煙草ぐらいしかない。なのでボディーバッグを持つ男性が多いみたいだけど、ボディーバッグは服を選ぶし、私服と組み合わせ間違えると笑えるダサさになる。
実は私服でどんな服装でも相性が良いのがショルダーバッグだ。
『Lance』はそう~言った意味でも、デザインにクセがないしブラックやブラウンと言うとカラー的にもクセの無いカラー故に受け入れられやすい。

『Lance』は服を選ばないショルダーバッグ。良いモノ欲しいけど何が良いのか分からない方には正にオススメしたい鞄です。


成功してるラフスタイルの経営者よく見て。どっかが高級品です。


スティーヴ・ジョブズの影響かジーンズにポロシャツと言ったラフなスタイルな経営者もありなんだと受け入れられる時代になったけども、あえてそれがかっこ良いと勘違いしてる30代の経営者も多い。これホントに勘違い。

スティーブ・ジョブズ時計と鞄メッチャ高級品使ってましたからね。ラフなスタイルで成功してる経営者のファッション見てると、時計、鞄、靴のいずれかもしくはこの三点セットにお金かけてます。どれにもお金かけてないのは勘違いかな(笑)。どれにもお金かけてない場合はスーツスタイルに徹する方が良いと思う。


鞄は難しい~その①男女の違い~


男女によって鞄の捉え方が違う。その大きな違いは女性はファッションアイテムとして鞄を捉えている。なので男性に比べて所有している鞄の数は平均でも数倍多い。まるで洋服感覚のように鞄を使い分ける。実際統計も存在していて、30代以上の女性の鞄の平均は

ハイブランド(10万円オーバー)平均6個
高級品ではないが良い革のバッグ(1万~5万円)平均5個
その辺で持つ鞄(1万円未満)平均5個

平均で16個の鞄を常に所有してるってこと。男性の皆様16個鞄持ってます(笑)?
かつ、女性には使い込んで革の風合いを楽しむと言う経年変化の概念は男性と比べて極めて薄い。なので、汚れないように高級なバッグは特別な日にしか使わない傾向にある。それに比べて男性はお気に入りは毎日でも使いたいし、色落ちしたジーンズにカッコ良さを感じたり使い込んだレザーアイテムに浪漫を感じる。
だから僕はレディースの鞄の企画の話もチョイチョイ頂くけど乗り気にならず、ユニセックスと言う形で企画する。

それでも少数ながら女性のお客様もいらっしゃり、経年変化や素材の品質に拘る女性と遭遇するとワクワクする。

逆にいつ見てもどこに行くのにも同じ鞄を使い続ける女性に出会うと失礼だが、がっかりする。ご年配女性の特徴でもあるけどね(笑)。

 


良いレザーの鞄は上等な服には名脇役に。普通の服の時はワンポイントになる。


本日、お客様の紹介でとある主婦の方からオーダーの相談を頂きました。主婦と言っても30代の方でお洒落な方でした。ご所望の鞄は『Lance』。プレゼントではなく自分用との事で。女性特有のハイブランドの高級バッグも幾つか所有されており、冠婚葬祭とか特別な時に出番があるそうで(笑)。お客様の『Lance』を見て私も欲しい~ってなったそうです(サンキューです)。その主婦の方上手い表現をされました。

「お洒落決めた時は安物の鞄は持てないからそこそこ本革だぞって鞄がいいし、普段着の時に持てば、普段着が良く見えるからね♪」

これぞレザーバッグの本質かもしれない。

男性でもオーダースーツで素材の良い鞄を持ってると普通に流石だなぁ~。オーダースーツを引き立てます。逆にラフなスタイルでも素材の良い鞄だと、あえて今ラフなカッコしてるのかな?って思います。

 


鞄や小物をワンポイント使いするのは間違いなくお洒落上級者


男性でも鞄や小物に人一倍拘ってる方居ます。脇役であるはずの鞄や小物をメインにもってくるファッションを楽しむ方は間違いなく、お洒落の上級者。

お洒落大好きな女性でも鞄や小物をワンポイントに使うのはお洒落上級者です。

若いころはモテたいとか本音はあったそうですが、30歳過ぎてお洒落するのは、自己満足かもしれないけども僕も中学、高校の頃から服やファッションが大好きだったから今でもやっぱり今日は何着ようかな?最近では革ジャンの時期が来たぞとワクワクします。

だから、製作ラインナップの中に周囲から反対を受けても鞄や小物が主役になってしまうカラーラインナップを無理くりねじ込んでます(笑)。またそ~言ったアイテムが売れたと報告を受けた時に、「分かってくれたぁ~。」ととりわけ嬉しくなってます。だから服を選ばない鞄『Lance』にもあえてカラフルなラインナップ入れてるの。

スタッフ、職人からブーブー言われても(笑)。