しびれた革
年が明けて、僕は悩んだ。
ここ5年ばかしで色んなレザーを見てきたけど、良いレザーとは何か?
良いレザーとは作りたいレザープロダクツに最も適したレザー
が答え。国産であれば、オリジナルレザーと栃木レザーと馬革であれば、新喜皮革でほぼ十分のラインナップ。海外のレザーでしびれた革がこちら。
アリゾナと言われるイタリアはトスカーナ地方のレザーだ。
今年から本格的な導入を始める。
欧州のレザーは日本と違い半裁と言うカットで販売せず、ほとんどがダブルショルダーと言われるカットであり、品質が均一なのが嬉しい。アリゾナも例にもれず。
イタリアトスカーナ地方のコンツェリア・ラ・ブレターニャ社がフルタンニン鞣しを行っており、原皮はアルプス牛。
シュリンクでもダコダでも天然のシボが革らしい。
昔使った事あったけど、色数仕入れて色々商品企画をしたいと思った2017年元日。
厚みの割にソフトなのが良い。
インポートレザーは割高だけど、使う価値あり。
ワクワクするね。
浅草の商社さんと早速打ち合わせだ。
お寺や神社でお参りすることと、運の捉え方~勿論持論~
明けましておめでと~ございやす。
仕事初めは、年明けから多くのお問い合わせやオーダーを頂いて最高のスタートが切れました。お陰様で対応で一杯一杯になってオフィシャルのブログは僕もスタッフも更新できておりません(笑)。ありがとうございます。
で、仕事始めでよく言われる質問。
うちで企画した商品をオーダーしてくれたお客様から多くお声を頂くのが
凄く良い事がある。ラッキーアイテムです!!
と言うお声を頂きます。仕事が順調になった。はたまたプロポーズが成功した。彼氏・彼女が出来たとかね。
おそらく、うちの商品関係ないですよ(笑)。
お仕事順調なのはその方の努力の成果でしょう。
プロポーズが成功したのはその方の誠意が伝わったのでしょう。
彼氏彼女ができたのは、その方が魅力的だったんでしょう。
それでも強いて言うなら新商品を企画するたびに僕は寺社仏閣で祈祷しております。
僕と面識・交流ある方はご存知なんですが、僕は頻繁に寺社仏閣を参拝しています。
だからお会いした方々に「初詣は何お願いしたの??」と訊かれます。
答え:何もお願いしてません。無かもしれません。
寺社仏閣に関する本とか読むと感謝しに行く場所とか書かれてますが、毎月1~3回お参りしてますと、「今月もお参りに来ましたよ~。」と感謝と言うより報告かも(笑)。神様も「おう、来たか~。」って感じかと思います(笑)。
車を購入したら車の祈祷を成田山でお願いするような場合は「無事故でありますよ~に。」って具体的なお願いはしてますよ。だから新作が出るときは具体的にお願いしてますが、それでも「オーダーしてもらったお客さんが喜んでくれますよ~に。」かな・・・。うちは通販やWEBでオーダーを頂いているからお会いした事もない方がお客様になって頂ける訳で、僕が一番気になるのは顧客満足度。ヘビロテって使ってくれているやろか?愛でてくれてるやろか?ってのが一番気になります。顔見知りや交流ある方でオーダー頂ける方は直接感想きけるので、感想を絶対聞いてます(笑)。
毎月定期的に参拝してると初詣は苦手。お正月の間に何箇所か寺社仏閣は参拝しますけどね。理由は単純人混み苦手だから僕が(笑)。普段ガラガラの寺社仏閣も正月だけは人で溢れかえる。初詣は行きますが、商売繁盛のゑべっさんとかは行った事すらない。TVで観るぐらい(笑)。
今年の初詣も破魔矢もお守りも買わないし、おみくじもしない。
お賽銭はしますよ。僕の場合昔から家族が100円だから習慣的全部100円です。
破魔矢もお守りも買わないし、おみくじもしないから一緒に初詣した人に
「バチ当たるよ。」
と言われました(笑)。
そんなもんでバチ当たるか!!お釈迦様にしろ、イエス・キリストにしろ生前人々を救う教えを広めていた方が、そんなえこひいき的な事してたかな。偉いお坊さんや神父さんとか今みたいな階級すら無かったと思うけど???
お釈迦様もイエス・キリストも今の仏教やキリスト教みてどう思うんだろう??
破魔矢・お守り買わない、おみくじしないからバチを与えるなんてそんなケチな神様いないと思うけど・・・。
僕はゆっくり落ち着いた穏やかな気分で参拝したい。
ってのが本音。初詣は人が多いから寺社仏閣もアルバイトとか増やす。アルバイトの巫女さんとかから破魔矢やお守り買ってもなんか有り難みがないような気がする。年に1~2回しか参拝知ない方は初詣は貴重な機会なんで是非とも購入すべきかと思います。
僕もお守りも買うし、祈祷して頂いて御札を拝領しています。
けど、それは人が少ない平日に参拝してるだけの話。初詣は正月のイベント的な感覚で僕は捉えています。
『開運』て良く耳にするけど、
「今貴方運が悪いんですか?」
と質問したい。
しんどい事もあるけど、トータルでみたら楽しく過ごせてるので、僕は自分的には運が良いんだと思う。時には病気もするし、人間関係やお金にも悩むこともあるんでしょうけど、自殺せなあかんと思わなければ『運』が良いんだと思ってます。
友人知人に僕は「お前ラッキーボーイか」とよく言われます。
ボーイって歳でもないけど、ラッキーおっさんと自分でも思います。
でも「自分運が良いから何とかなるっしょ。」って思った事は一回もありません。周りから言われて、言われてみるとラッキーやな~。運がええなぁ~。と思う程度です。
パワースポットと言われる寺社仏閣を友人・知人に教えてもらってたまに行くことあります。そんな凄い場所やったらいっぺん行ってみたい。的な。いざ行ってみて、何かオーラを感じたりしません。事実行ったしパワー貰ったはずと思うぐらい。
でもその日帰ってご飯食べてお酒呑んで寝たら忘れてます(笑)。
で何か嬉しいことあったら「パワースポット行ったからやらな。」と独り自己満足で興奮してる感じです。
寺社仏閣よく参拝してると気分は何となく落ち着くので僕は個人的な趣味の範囲だと思います。寺社仏閣そないに詳しくないですし。新作できるときも売れますよ~にとお願いするんじゃなくて、新作できるんですよねって報告してる感じです。
付けたくないんですけど???
今年も終わるね~。
製作担当の椎名くんの引っ越しが始まったので、僕的には早い目の冬休み突入気分。
レザーアイテムの商品企画プロデュースをしてると素材のレザーはオリジナルで播州でお願いしてるレザーの他に全国的に有名なタンナーさんのレザーを扱うこともあります。
例えば全国的に数少なくなってきたピット鞣しによるフルタンのレザーとして名高い栃木レザー。
良いですよ。本当にタンニンレザーの魅力を存分に味わえます。タンニン成分が多いレザーは品質が安定しないし、小傷は当たり前と言う短所はあるんですが、レザー愛好家にはそこも愛おしい。
オフィシャルよりも先にネタバラシしちゃうと次のうちの新作は栃木レザー使っちゃうからね(笑)。で良く言われるのが
「赤タグつけないんですか?」
と言うご意見。赤タグと言うのはこちら。
栃木レザー製品についてるこちらのタグ。
ボク個人の意見なんですが、
「これなんの意味があるの??」
考えられるのは以下の二つ。
・本当にうちは栃木レザー使ってますよ。
・これ分かるよね?うちは栃木レザー採用してます。
のどちらか・・・。
栃木レザーは本当にすばらしい皮革素材だと思います。商品企画してるので詳細に説明するので、どこのレザーか毎回説明するけど、
「栃木レザーだから売れるよね?買ってくれるよね?」
なんて下心は商品企画担当としてはダメだと僕は思います。素材ウリってのが企画商品のPRポイントならば、製作担当者は浮かばれませんよ。
素材屋さんが製作担当者にタグ付けるのはともかく、エンドユーザーのお客様にも必要なのか???栃木レザーだからその商品をオーダーしたの??って思う。
基本的に僕は適正価格で商品を世に送り出したいから原価管理には最新の注意を払っております。大手のメーカーさんは原価の2倍~4倍の売値をつけてるそうですが、うちそれやったら目ン玉飛び出る価格になるので出来ません。
製作してくれる職人さんの人件費や原材料をケチれないので、それ以外の梱包費用など簡易包装にするなど工夫して無駄にコストがかからないように注意んしてます。
赤タグってのは実は一枚30円(税別)なんですよね(笑)。
仕入れる度に商社さん(姫路はタンナー直取引だけど栃木レザーは商社経由)から赤タグ付けた方が売れますよと言う事言われて内心ムカってしてます。作りたいアイテムのイメージを実現する素材を選んでいるに過ぎずそんなに執着してないんですけど(怒)??
一円でも無駄なコスト下げようとしてるのに捨てちゃうタグに一枚30円(税別)なんてあり得ない話なんですけど??
出回ってる商品は60円~120円(税別)はお客様は捨てちゃうものに支払ってるわけで。
本当に栃木レザーか疑うならオーダーしなくても良いし、僕は自分がこの素材がこのアイテムには一番良いと思って素材選定してるだけです。
品質は満足だけど、赤タグ営業は苦手です。だから次の新作も付けませんよ。お客様は適正価格でオーダーすべきだと思うので。
過剰品質で悩んでます
こっちのブログはご無沙汰だぁ~。
実は悩んでます。メッチャ悩んでます。
出す出す詐欺になりかけてた新作が先週できました。検品も済んで、商品撮影も終えて・・・。発表するのに躊躇してます。
スタッフとか関係者は早くリリースしろと言います。一日でも早いリリースは年末商戦を考えると正論なんでしょうけど・・・。当然理由を尋ねられて「気分的に・・・。」と曖昧な返事してました(笑)。さすがに一週間経つとふざけるなよ感が漂います(汗)。
企画担当者は次回の企画が怖いんですよ
今回の新作はEntree(アントレ)ブランドからのリリースとなります。
Entree(アントレ)ブランドはハンドメイドの良さや上質なレザー素材の良さを身近に感じて欲しいと言うことで、できるだけ価格を抑えつつ長く愛用してもらえるアイテムをラインナップとしています。
今回の新作はトート・バッグで、販売希望価格を39,800円で定番のデザインで仕上げることで相方の職人椎名賢君と同意。で先週アトリエで新作をひと目見た感想。
と一言。製作担当の椎名くんも激しく同意。
Entree(アントレ)の刻印しちゃってるし・・・。えっとハンドルと金具をワンランクあげると上司ブランドのSpecialite(スペシャリテ)ブランドになるんですけど??
39,800円の鞄じゃない品質なんですよ・・・。
Entree(アントレ)以上Specialite(スペシャリテ)未満と言う着地点。
製作してみて判明する過剰品質。
モノはデザインで判断されることが多いですけど、デザインは品質と高級や廉価とはまたっくの無関係。
まったくの安物だけど優れたデザインの商品と言うのはごまんとありますからね・・・。特に服飾雑貨においては・・・。
また、うちを応援してくれているお客様方は目利きが優れていると言うか、悪く言えばマニアックな方々が多いので(笑)、今回の新作が価格以上の品質でバランスが取れていないことをすぐに見抜いてしまう・・・。
それが普通になると今後、困るんですよ。
設定以上の品質は偶然の産物にほかならないですからね・・・。
スタッフからは「価格をあげたらどうか?」と言わました。
それって安直じゃ~ん。
スタッフが言う通り価格をあげても分からないし、むしろバランスが取れるんでしょう。
けどね。けどね。
製作費用とか材料代は当初の予定通りなんですよ・・・。原価に対して適正価格であるべきだと思うし、それやっちゃたら、その辺のメーカーやブランドになっちゃう。
Specialite(スペシャリテ)ブランドもEntree(アントレ)ブランド基本、レザー素材で差別化してなくて、金属パーツなどの副資材やパターン、仕上げなどの製作費用で差別化してます。
製作に関してはどっちも手は一切抜いていません。
Specialite(スペシャリテ)ブランドは原価や製作費用を基本一切考えずひたすら商品の完成度を優先すると言うマニア向けのハイエンドな作品で、好き勝手できるので、基本企画も製作も気が楽なんです。
Entree(アントレ)ブランドはできるだけ多く方々にハンドメイドや上質なレザー素材の魅力や面白さを知ってほしいと言う視点で販売価格を予め決めて逆算して企画製作をするんで、限られた条件内で全力を尽くすと言うところで結構企画も製作も大変なのが本音なんです。
今回限られた条件内で全力を尽くして満点が出たと言う感じなんで、製作を担当した椎名賢君が素晴らしかったと言うことだと思う。
オフィシャルでどうやって発表しようかと今日も悩んで発表できず・・・。
最近の刑事事件と裁判官なんだかなぁ~の報道について
あまり関心がないけど、僕の予想通りだったこのニュース。
この報道の時から示談成立で不起訴になるんじゃない?と思ってました。
一般的には強姦致傷罪で起訴されれば、執行猶予無しの実刑判決で懲役でしょう。TVのコメンテーターも得意げに話してました。示談できれば良型が軽くなるんじゃないか?とかね。この事件は示談するタイミングが起訴前から起訴後で大きく結果が変わる事件でした。起訴とは警察で取り調べを受けて検察が裁判で罪を問い、刑事罰(罰金、禁錮、懲役)を与えるべきと判断して裁判を起こすことです。起訴前と起訴後の示談はこんだけ意味が異なります。
示談が成立すると言うことは被害者が被害届けを取り下げることを意味しているので、被害者が居ない状態で、検察も罪を問うことができないので、立件不十分で不起訴と言う判断を行います。今回は起訴前なんで、何の罪に問われる事もなく、釈放となった訳です。
示談成立は意味があり、例えば懲役5年が懲役3年と刑期が短縮されたり、場合によっては示談成立の為、検察の求刑が5年未満であれば執行猶予がつくこともあります。
起訴前か起訴後どちらで示談が成立するかは被告に取ってはメッチャ重要なんですよね。起訴前なら無罪放免で前科無しなんですから。
当然示談はお金で解決することでしょう。女性であれば自らに置き換えていただき、男性であれば自分の恋人、姉・妹が強姦された時、お金で解決する場合、いくらなら許します??決して安い金額じゃないでしょう。しかも起訴前の示談となれば相手は無罪放免です。なんで、起訴前の示談はかなりの高額(数千万円とか)になると思われます。じゃないと普通許しませんよね。
若いタレントに高額な示談金が支払えると思えないので、母親の有名女優が支払うんでしょう。記者会見では「息子は刑期を務めるべき」とか言ってましたが、しっかり裏でお金を回していたと推測できますね。これはお金持ちならではの解決策です。
ほんで、最近もう一つ気になったニュースがこちら。
簡単に事件の概要をまとめると殺人を犯した犯人の友人が死体遺棄を手伝ったとして死体遺棄の罪に問われて裁判になり、「大型犬の死体だと思って、まさか人間の遺体とは思わなかった。」と無罪を主張して、結果、懲役1年執行猶予3年の判決が出された。と言うもの。ここまでは普通だけど、裁判長が判決理由を読み上げてる時に、被告人弁護代理人が吹き出して笑い出したと言うのが興味深いニュース。
個人的には検察贔屓の不誠実な裁判官ってまだいっぱいいるんだな。って言う感想。
判決理由が「人間の死体と思わない理由がない。」と言うもの。
東京三鷹バス痴漢冤罪事件の第一審の判決理由と同じ。
「痴漢していない証拠がない。から有罪。」
と言ったバカ判事と同じよ~な理由。刑事裁判の本質を理解していないのと、出世したくて検察寄りの裁判官にありがちな判決なんですけどね。
が刑事裁判の大原則。被告人が無実の証明をする必要はない。
裁判は原告。刑事裁判であれば検察が有罪の証拠を集めて証明しなければならない。証拠がなければ冤罪を防ぐため、疑わしくても無罪にしましょう。を
ってのが大原則で被告が証明義務ないのに、理由がないと言う判決理由は普通の裁判官なら書けないはずなんですけどね。
刑事裁判の裁判官は無罪判決を下すと出世できない。検察が起訴したから有罪と言う裁判官が多い。なので、無罪判決を下した事のある裁判官は正義の裁判官と言える。
世間の目がある中、オウム事件で検察の立証不十分で疑わしいけど無罪判決を下した大島判事は正義の判事の代表的な例だと思う。過去記事でも僕は絶賛した。
今回の事件でも被告人弁護の代理人は裁判の途中で裁判長の能力不足が分かっていて判決当日に控訴の書面を持っていたそうなんで、予想通りの判決理由に笑えたんでしょうね。裁判官はいかなる時にも平等な感覚が必要だと思います。
個人的にこんな裁判官が増えるのは現状の裁判が良くないのかと思います。個人を尊重する民主主義の大国アメリカの裁判はわりと理想かと思います。
・検察は日本よりも比較的簡単に起訴する。
・それ故に日本と比べると無罪が出ても驚かないぐらい無罪判決がある。
・被告人の上告は認められるが検察の上告は認められていない。
日本の検察の言い分は
「有罪確定と思える案件しか起訴していない。だからの裁判は99.9%有罪で俺たち検察は優秀だろう??だから無罪判決を出す裁判官は可笑しいんだ。」
だ言うもので、判検交流と判事と検察が交流する文化もあり、裁判官はべったり検察と癒着していると思われても仕方ないのが現状。万が一、第一審で無罪判決がでても検察が上告してほぼ逆転有罪となる。だから、日本で無罪判決や逆転無罪判決が出ると非常に珍しいからニュースになるんですな・・・。
それに比べてアメリカの検察もできるだけ有罪の確率をあげようとしているけども、裁判が日常的なお国柄が日本では起訴しないような案件でもすぐに起訴する傾向がある。
「あいつ多分犯人じゃない?多分犯人だと思うから裁判で皆に判断してもらおう。」
と言うノリかと思われる。
陪審制と言うこともあるけども、そんな感じだから無罪がでてもさほど珍しくないよ~で、裁判官も無罪判決を出すことに抵抗がないから正しい判断ができる確率は少なくとも日本より高いと思う。被告人が無罪となっても検察の上告が認められていないので、逆転有罪もない。
日本の裁判官も正しくしがらみがなく判決を下すことができる環境整備が必要だと思う。
機能性と趣向性
僕の趣味は釣りと単車と車。
釣りのは趣味。単車も趣味。
車は仕事用の足とプライベートは分ける。
プライベートは運転を楽しみたいから、MT(ミッション)車に乗る。
現在愛車カマロの乗り換えを検討中でVWゴルフのGTIのMTを第一候補
後国産で良いMT車無いかなぁ~。ここでショックな出来事。
僕は国産はTOYOTA、SUBARU、MATUDAが大好きなので、三社にMT車を言うと三社がMT車両のラインナップがカタログ落ちらしいですよ。
どうした日本???
MT車両が売れていないかららしいけど・・・。日本は欧米に比べて上り坂や渋滞が多いのでMT車両はシコシコとギアチェンジして半クラが大変だけど、運転する楽しさはMTが車両だろう??
先日SUBARUのディーラーに行って驚きの事実。
現状新車でMT車両はフォレスターとWRXしかMT車両はラインナップされていないらしい。
サイドブレーキが電子化されてヒルクライム機能(サイドブレーキ解除後、約1秒間ブレーキがかかった状態になる)が搭載されてSUBARUすげーってなった翌年にMTが車量が廃止。SUVは好きじゃないので迷わずWRX商談に入る。
久しぶりに右ハンドルMT車両。ワクワクするね。
モノには機能性と趣向性が存在する。
国産ではLEXUSが人気らしいけど、走る応接室のどこが楽しいんだろう??
足として考えるならば、ハイブリッドや電気自動車やLEXUSは良いだろうけど、運転して楽しいは機能性度返しだ。
僕が企画するアイテムは趣向品だと思う。
地獄の釜が開く日~だからお盆は怖い~
今日からお盆です。職人さんもスタッフも帰省致しました。
僕は生まれも育ちも今住んでるところが地元なんで、帰省とか無いんですけどね。
お盆は毎年思うこと。
「あの世とこの世が非常に近くに感じる日でもあります。」
幼少の頃からお盆になると「死んだらどうなるのかなぁ~??」考えこんでしまいます。Wikipediaによるとお盆とは
とあります。やっぱり心霊とかの類の行事なんやね。
そもそも僕の家は母方も父方も熱心な仏教の家だ。特に母方の祖母は熱心で僕が小さい物心つく時から高野山だの比叡山だの寺に連れ回した。
「死んだらあの世ってもんがあって、閻魔大王の前に連れて行かれて生きてる時に悪いことしてると地獄に落とされて、悪いことしてなければ天国へ行くんやで。」
と真顔で再三となく言われた。お寺には地獄絵とか天国の絵とかあって、寺の坊主も真顔で頷くし、両親に本当か尋ねると「ホンマやで。」言われて幼いながらに頑なに信じた。
お盆はそんな僕には特別な行事だった。
いつも仕事で忙しい父親がお盆は連休だったので、仕事よりも大切な行事だと思った。仏壇を綺麗に掃除し、いつもより豪盛な草花で飾り、線香の香りに包まれ、廻灯路でぼんやりと照らされる仏間はあの世のような感覚を受けた。墓参りで先祖に生まれてきた事を感謝するよ~に言われてた。今だに「今日も元気に生きてます。あっざっす!!」と拝んでるぐらい(笑)。本日もやりましたが、『お迎え火』と言うもの。
『おがら』と言う太い藁みたいなものを玄関先で燃やす。この火の灯りを目印にご先祖様が帰ってくるそうだ。ちなみに幼少の頃に『おがら』ってなあに??と訊くと
と怖い事を言われた。確かに今思えば火葬の時の光景を彷彿とさせる・・・。同様にお盆の最終日には『お送り火』と称して帰宅したご先祖を再びあの世に見送る。
お盆の間にやっちゃいけない禁則事項があった。
・海や池、川など水辺に近づかない。
・山に行かない。
・虫取りや草花、石を持って帰らない。
だ。子供の頃からファミコン的なゲームが弟は大好きだったが、僕は苦手でセミ取りや魚釣りが大好きだったので禁止されるのは苦痛だった。何故禁止なのか理由を尋ねた。
「え~か。仏祭りをしてもらえない死者や成仏できていない霊は無縁仏と言って、お盆は地獄の釜が開く日で行く宛の無い無縁仏もこの世に降りてきて、水辺に集まったり、虫や山の草花にとり憑く。だから海や川とか山に行くとあの世に連れて行こうとするんやで。」
とメッチャ怖い事を真顔で言われた。その代わりプールは人工的なモノと言うことで何時も忙しい父に連れて行ってもらってプールで水遊びを楽しんだ。
今年も早速ニュースで流れていたがお盆になると一気に水難事故が増えるよ~に感じて、『引っ張られた』んかなぁ~と怖い感覚に囚われながらニュースを見てしまう。
それから大人になって一度だけ禁則事項を破ったことがある。
26歳の時、学生時代からの釣り仲間に盆休みに和歌山の方へ海水浴に誘われた。お盆だから忙しいと一度は突っぱねたが、女性陣も参加するから皆で海辺でBBQしようと。もう社会人だし、当時気になる女性も参加するとのことで「泳がない。」と言う約束で誘われるがままに参加したことがあった。BBQしながら海が目の前なので皆泳ぐ。泳がない理由を女性からも言われて「この時期はクラゲが居るから。」と訳の分からない理由で断っていた(笑)。気になる女性からも「クラゲいないよ~。おいで~。」と誘われたところで、Hな気分も働き(笑)?禁則事項を破って泳いだ事がある。「な~んて事ないやん。」と安心して楽しい海水浴を過ごした。
でも生まれて初めて、お盆の海の恐怖を知った。ってか思い知らされた。
夕方になったので、そろそろ岸に戻ろうと泳ぐがどんどん沖に流される。泳いでも泳いでも浜辺に辿り着かない。浜辺を見ると仲間達がLEGOブロックの人形サイズになるまで沖に流されている。やばいと焦りが恐怖に変わった瞬間、足首に痛みが走り引きずり込まれた感覚。一瞬の出来事で「サメか??」と思った。沈みながら足元を見ると真っ暗で何も見えなく底がないのかと思った。もがきまくった。人生で初の溺れるって経験。苦しいながらに祖母の「盆に海へ行くな。」と言うことが脳裏をよぎった。祖母の事を思い出した瞬間今度は腕を引き上げられた。海面に浮かび上がって我に返ると服を着たままの知らないオッサンが腕を掴んでいた。
「あんたさっきから何しとるんや!!」
と地元の方で僕がボ~と海に浮かんでいてどんどん沖に流されてるから不審に思って他の方々とボートで向かってくれたらしい。声かけてくれていたけど全然聞こえてないし、ボ~とせず懸命に泳いでいたつもりだったんだけど・・・。
浜辺にあがって仲間達も驚いていた。
それから10年以上経った今でもプールでは泳ぐけど、海水浴は一度もしていない。も~トラウマだね。
お盆はやっぱり神秘的な何かを毎年感じさせてくれる行事だ・・・。
長生きしたいな~。